夫婦円満調停
夫婦関係の修復方法を探す中で、裁判所の調停というのがあると知った。
調停の資料は裁判所のホームページからダウンロードできる。
それを読むとこう書いてある。
「夫婦関係がうまくいかなくなった場合に、元の円満ま夫婦関係を回復するための話合いをする場として、家庭裁判所の調停手続きを利用することができます。調停手続きでは、当事者双方から事情を聞き、夫婦関係がうまくいかなくなった原因がどこにあるのか、どうすれば不和を解消できるか等について、調停委員会が必要な助言をしながら、夫婦自身が夫婦関係を改善する方法を考えていくことになります」
いや、よくわからん。
わからないので、最寄の裁判所に聞きに行った。
裁判所に行って聞いてみた
対応したのは若い男性職員。
20代前半くらいか。
職員:「調停では夫婦は対面せず、まず一方が調停委員に話をして、それから夫婦が入れ替わってもう一方がまた調停委員に話をして、旦那さんはこう言っていますけどどうですか?奥さんはこう言ってますけどいかがですか?というやり取りを繰り返します」
職員: 「それで合意ができれば調停成立で、できなければ不成立です」
職員: 「調停成立になる割合は半分くらいですね」
職員: 「調停委員はいろんな社会経験を積んだ方に裁判所の非常勤職員になってもらってお願いしています」
だそうだ。
はっきり言ってしまえばそれで何かがうまく行きそうな気は全然しない。
原因が分かれば解決できるのか。
自分たちの力ではどうにもならないからこんなことになってるんじゃないのか。
合意って何を合意すればいいのか。
また同じ喧嘩になったらどうすればいいのか。
いろいろ疑問が湧く。
そこで裁判所の兄ちゃんに聞いてみる。
俺:「合意って言っても難しいんじゃないですか? 夫婦二人ではどうにもならないからこういう事態になっているわけで。また同じ喧嘩になったらどうすればいいんでしょうか。なんかこう、夫婦カウンセリングみたいなサービス知りませんかね?」
職員:「裁判所ではそういうのあっせんはしてませんね」
使えないな!裁判所。
まあそれでも、調停もよい点はある。
よい点は、第三者を入れることで冷静に話ができそうなこと。
夫婦二人ではお互いヒートアップしてしまってまともな会話にならない。
もう一つよい点は費用が安いこと。
全部で2000円ちょっとで申し立てができる。
それから、記録が残ること。
これはどんな記録が残るのかはまだよくわからないが、自分が円満に向けて努力したという記録は残るはず。
今後もしさらに関係が悪化し、離婚調停、離婚裁判となった場合、円満の努力をしたけどダメだった、というのを多少は考慮してもらえるかもしれない。
まあまだ離婚する気はないが。
あとは、円満調停するにしても準備はいるだろう。
調停委員にわかりやすく説明するための準備や、どういう合意を目指すのか決めておくという準備。
調停の進め方は、前に読んだ「多治見ききょう法律事務所」の資料がわかりやすかった。
破格に高価だったが。
どういう合意を目指すかについては、決めておかないと。
自分としては、謝ってほしいわけじゃない。
こちらの言っていることを理解して再発防止をしてほしいのだ。
あとは、そもそもの考え方を変えてもらいたい。
考え方がいびつだから、何度も同じ衝突をする。
でもそこの同意は難しい。
「あなたの考え方は歪んでいるから直してください」と言ってもなかなか相手は納得しない。
さてどうするか…。
今日の教訓
- 夫婦二人で解決できないなら夫婦円満調停という方法もある
- 調停をやる場合、事前に進め方と目指す合意事項を考えておいたほうがよい
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