【子連れ結婚】シングルマザーと結婚した感想【本音で語ります】

今時は子連れで再婚する人も珍しくありません。それでもやはり不安は湧いてくると思います。

  • シングルマザーと結婚を考えているけど、大丈夫か不安...。
  • シングルマザーで結婚を考えてる彼がいるけど、男性側の気持ちを知りたい...。

子連れ再婚やシングルマザーとの結婚を考えている人は悩みますね。私は3年ほど前にシングルマザーの女性と結婚しました。自分自身は初婚です。当時4歳だった妻の連れ子も7歳になりました。

●本日のお題

シングルマザーとの結婚って、ぶっちゃけどうよ?という疑問に回答します。

身もふたもない結論をいきなり書くと、『連れ子は基本的にムカつくし妻には話が通じない』『連れ子がいない方が楽』『実子の方が可愛い』『元旦那の件とか面倒』『連れ子が妻の悪い面に似てきて残念』です。

ただし、こられは元旦那の件を除くと『子連れ再婚だから』ではなく初婚同士の結婚の場合もあり得ることです。どちらかというと本人らの資質の問題が大きいですね。

結婚4年後時点での感想:
子供との相性の問題は実親と実子との間でもあると思います。最近は連れ子も以前より落ち着いてきました。代わりに実子のほうが自己主張が激しくなり口も悪くなってきました。子供にはそういう時期があるのかもしれません。

結婚5年後時点での感想:
連れ子は小学4年生になりました。最近はかなり懐かれています。連れ子が荒れていた時期に連れ子の気持ちに寄り添う対応を続けた成果だと思います。今は実母に対する連れ子の反発が大きいです。「パパはわかってくれるのになんでママはわかってくれないんだ」という。連れ子は実子に対しては喧嘩しつつも優しくお世話をしてくれるので大変ほほえましいです。

結婚6年後時点での感想:
早いもので連れ子は小学5年生です。5年生にもなると自分の世界ができて来て親にべったりというわけでもなくなります。子供もゲーム、Youtube、テレビドラマなどに時間を使うことが増えました。でも連れ子との仲は悪くないです。一緒にザリガニ釣りしたり花火したりドラえもんの映画みに行ったりして楽しいです。母子の関係も改善してきました。母親が心の修業を続けていることと、子供の方がキレにくくなったことが大きい。相変わらず連れ子はキビキビ動くタイプではないですが、まあ子供はそんなもんでしょう。

それでは詳しく見ていきましょう。

結婚生活という内戦

相手の育った家庭に問題があった場合はその歴史を結婚生活にまで引きずってるのでやっかいです。離婚に至った遠因に生育環境の問題が影響していることもあり得ます。

離婚したからといってその問題は何も解決されておらず、その人の人生、さらには連れ子の人生にも影響を与え続けています。

つまりは離婚が問題なのではなく生育歴が問題ということで、そこをよく見るべきということになります。

離婚に至る過程で生まれ変わるくらいの変化を遂げたのなら過去の影響を脱しているかもしれませんが、離婚を人のせいにしているようでは本人は変わってない可能性が高いです。

つまり問題はそのままあなたに持ち越されます。

私もそういうことは結婚前から頭では分かっていましたが、3年経って実感としてひしひしと感じます。特に、子供のことやお金のことなどで生活に負荷が掛かるとお互いの考え方や利害の対立が鋭くなって浮き彫りになります。

3年経った現状を見てみましょう。

・連れ子は基本的にムカつくし妻には話が通じない

最近連れ子はますます鬱陶しくなってきました。ご飯だよと言ってもゴロゴロしていてすぐに食卓に来ない。出掛けるよと言っても着替えも身支度もなかなかしない。朝だよと言っても起きてこない。寝る時間だよとってもいつまでも遊んでいる。何かあればこれはあたしのだから貸さないだの弟ばっかりずるいだのと言います。お出掛けしても歩くのがめんどくさいと言ったり弟を押しのけてベビーカーに乗ったりします。そのくせこちらには遊んで遊んで、あれ買ってこれ買ってときます。「幼稚で、かつ素直さがない」というのが率直な感想です。「幼稚だが素直」ならまだ可愛げがありますが、現状ではムカつきMAXです。ある意味、自分の欲求には素直なのだと思います。ただその欲求が嫉妬とか反発とか倦怠とかに汚染されているのです。その傾向は3年前から同じでしたが、それに拍車がかかっている感じですね。汚染源は半分は妻。妻はどうでもいいことに子供の精神力を使わせて疲労させ、重要なことはうやむやにして終わります。子供や夫に対して感情的に反応しては周りを巻き込んでドタバタし、何も変わらず同じことを繰り返します。「幼稚で、かつ素直さがない」というのはまさに妻のことですね。連れ子はそれによく似ただけです。妻は自分に都合の悪い話題が出ると「忙しい、疲れた、別の日にしよう」と言って話を避けてしまいます。そのくせテレビを見る時間はあるようです。連れ子がシャキシャキ動かないのとまさに瓜二つです。

・連れ子がいない方が楽

連れ子は自分の要求は声高にワーワー要求しますがこちらの話は聞きません。最近はうるさいだのバカだの口も悪くなってきました。それが自分の育て方と自分のDNAに起因するのであれば受け止めるしかありませんが、そうでないので「君の育て方とDNAが悪かったんだろ」と妻を責める気持ちを止められません。妻がこちらの話を聞かない時は特にそう思います。連れ子とは妻のダメさ加減の凝縮であって妻を責める気持ちを発生させる発生源です。それは連れ子がテストで100点を取ろうと宿題を頑張ろうと関係ないのです。そういうことじゃない。子供なら子犬のように全力で人生楽しめばよいですが、規律の訓練されてない犬とは一緒に快適に暮らせない。それと同じです。

結婚4年後時点での感想:
連れ子のことは嫌いではありません。関係も悪くないと思います。ただ、連れ子は面倒くさい性格をしています。攻撃性、嫉妬、独占欲、倦怠、素直じゃない、すぐ不機嫌になる、試し行動、などです。それでも最近は以前よりだいぶ落ち着いてきました。あまり気にしすぎず、どっしり構えていたのがよかったと思います。

結婚5年後時点での感想:
連れ子の面倒くさい性格は基本そのままですが、私に対しては可愛げのあるものになってきました。攻撃性や嫉妬も連れ子は以前はキレてわめいてましたが、今は冗談ぽいダメ出しや自分の希望を素直に言ってくるなどになっています。私の話にも耳を傾けてくれます。妻に対しては連れ子は相変わらずキレてます。それなりに苦労しましたが、傾聴スキルを使った対応を継続することで連れ子との信頼関係を築けた思います。連れ子は口が悪いので癪に障ることもありますが、私も細かいことは受け流すようにしています。

結婚6年後時点での感想:
連れ子は基本的に文句多め、建設的な行動少な目で面倒くさいですが、人の話を聞くこともできるようになってきて成長が見られます。というか、大いに成長した。それにはこちらが連れ子の話に根気よく耳を傾けたのが大きいと思います。そして、連れ子が下の子とめっちゃ楽しそうに一緒に遊んでいるのがスゲーなと思いますし、助かります。口の悪さは相変わらずですしこちらへのリスペクトという点では微妙なので腹が立つこともありますが、腹が立つからといってどうということもありません。だって連れ子自身が下の子におもちゃとかゲームとか譲れるんだから。こちらも見習わないと。

・実子の方が可愛い

実子は最近自己主張が激しくなってきましたが、まだ言葉も話せず可愛いものです。常に全力感があるので見ていてすがすがしい気持ちになります。連れ子とおもちゃの取り合いで毎日喧嘩していますが、そこから社会生活の匙加減を学んでくれるものと思います。つまり、共同体へ貢献する気持ちと全力で生きるという姿勢を持ち続けてもらいたい。連れ子の場合はつらい現実を空想で紛らわして時間を潰すうちに、共同体へ貢献する、という意識が育つ機会を逸したように思います。自分の空想と自分のおもちゃと自分の母親への執着が世界の全てになりました。

結婚4年後時点での感想:
最近は連れ子も社会性が身についてきました。家で朝、朝食の準備を手伝ったりしてくれることもあります。実子の方も、よたよたとごはんを運んだりしてくれます。一緒に穏やかに過ごしたり楽しく遊んだりすることで共同体意識が育つのだろうと思います。

結婚5年後時点での感想:
実子はもうすぐ4歳ですが、最近はスマホにはまっています。自分のスマホやりたい欲が満たされないと、けっこうキレます。少し前はお菓子食べたい欲でした。その辺はおおらかに受け止めつつ、他の活動も楽しくやれるように気を付けています。連れ子が実子とよく遊んでくれるので、連れ子の真似をしてお着換えやお箸を使うことなどもできるようになりました。実子はお姉ちゃんのことが大好きです。

結婚6年後時点での感想:
実子はもうすぐ5歳です。知恵がついて自我がはっきりしてくると面倒くさいです。自分の思い通りじゃないとキレるので。でも実子は気持ちの切り替えと回復が早いです。それは才能ですね。あと、野菜も食え。

・元旦那の件とか面倒

さいわい、妻の元旦那がこちらの生活に絡んでくることはほぼありませんでしたが、ゼロではないです。その対応に時間とお金を取られたし、妻も精神的に不安定になりました。元旦那がどんな人間だったのか実際には私は知りません。ただ、少ない断片的なやり取りからうかがわれるのは、紳士的な人間ではなさそう、ということです。そういう相手との接点が生じる危険があるというのは気持ちの良い物ではありません。

・連れ子が妻の悪い面に似てきて残念

これは繰り返しになりますね。どうしてこの妻からこんな子が?という疑問より、ああそっくりだね、という感想しか湧きません。そして実子がそういう二人に囲まれてるのが心配になります。俺だって耐え難いのに。頑張れ俺のDNA。

結婚4年後時点での感想:
これは今でもその通りです。ただ、妻が子供への接し方を変えたのでかなりよくなりました。以前は過干渉コントロール母親で、子供はキレたり泣いたりしていましたが、いまは控えめです。そして今度は実子が自分の悪い面に似てきました。因果応報です。

結婚5年後時点での感想:
最近は連れ子の実母である妻への反発が目立ちます。妻の子供に対するコントロール癖と話を聞かない癖は頻度は減りましたがまだあります。それに対して連れ子はキレます。ママ嫌い、と言いつつまだママに構ってほしい感じですね。でも学校生活や友人関係は安定しているようなので、連れ子は親以外からも学んでいけてると感じていて、よかったなと思います。

結婚6年後時点での感想:
はっきり言えば子供の成長力の方が親より速いです。その間、親はどんだけ成長したんだという話。前は連れ子はなんでもママのせいにしてましたが、最近は自分の人生について考えているようです。親離れする日も遠くないのではないかと思います。

まとめ:結婚生活はお互いの生育歴がぶつかり合う場

ぶつからずに適度に調整してやっていける相手ならよいですが、毎日のことですし距離感が近いだけに目につくので難しいです。逆境になるほど利害の対立が浮き彫りになります。その際に、連れ子がいると相手側の家系の負の作用が2倍になって掛かってくるのでより大変です。

できれば自分の家系の負の負債は結婚までに自分でコツコツと解消しておくとよいですが、離婚する人はそれができてないのかもしれません。子供がいればさらにその負債が受け継がれていきます。

そんな負債生活ですが、これからもコツコツと完済していきたいと思います。

結婚5年後時点での感想:
基本的に親の負の遺産が子供に引き継がれるのはそうだと思いますが、子供の中に新たなプラスの可能性も見えた時は嬉しく感じます。それは親が押し付けたものではなく子供の中から引き出されたものです。親としてはそれを邪魔しないように、これからも自分の負債は自分で解消していくことに努めたいと思います。

結婚6年後時点での感想:
結婚生活は心の修業の場でもあります。自分の思い通りじゃない時にいかに心を平和にするかが問われます。ありがたいことに前より修業が進んだ感があります。自分の思い通りじゃない時にいかに平和に乗り越えるか、それこそが子供たちに学んでほしいことでもあるので、これからも日々スキルを磨いていきたいと思います。

最後に、連れ子となんとか破綻せずにやっていくために私が実践している苦心の行動についてはこちらに記載しました。また、基本的な子育て方針はこちらです。よければ参考にしてください。

コメント

  1. 匿名 より:

    連子がかわいそう。本当にかわいそう。ニュースでよく観る継父による虐待の流れを見たかのようです。子供はただあなた方大人の都合に振り回されて傷付いているだけで自分の世界を守ることに必死なだけなのに。あなたも妻も自分本意で本当に最低です。

    • 牛上ウシオ牛上ウシオ より:

      コメントありがとうございます。わざわざ私のブログにコメントする暇な方がいるとは思いませんでした。ありがとうございます。ただ、当ブログでは連れ子結婚の当事者以外からの他人事で無責任でなんの役にも立たないコメントは募集しておりません。その点ご留意いただけますよう、よろしくお願いいたします。

  2. 匿名2 より:

    初めまして。
    養子に関して色々検索しててこちらに辿り着きました。

    私もウシオさんと同じく連れ子再婚した者です。

    普通養子縁組する際に実子と同じように育てて行けるという安易な考えの元、普通養子縁組しましたが現実は甘くなく私の想像を上回る問題行動を起こし続け成人を前に養子縁組解消をしようと考えている最中です。

    匿名さんが仰るような事も多少は、わかりますがこれは当事者じゃないと全く理解出来ない話なので当事者になり得ない人の意見は何の意味もないと思いついつい古いコメントなのにも関わらず私もコメントしてしまいました。

    倫理的には家族の人生、子の人生どれも尊いですが1番は自分の人生だと思いますのでこの先ウシオさんに幸せな人生が訪れる事を願っています。

    • 牛上ウシオ牛上ウシオ より:

      コメントありがとうございます。本当に人生何があるかわかりませんね。それぞれ慎ましい幸せを望んでるだけだと思うのですが、それがなぜか破壊されます。そちらにも心の平和と希望の光が訪れることを祈ります。

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