裏切られた怒り、悲しみ、絶望

やるとは思っていたが、思っていた以上にショックが大きい。

裏切られることに慣れることはない。こちらが大切だと思っていることを踏みにじられるショックに痛みを感じるのは正常なことだと思う。

それが一度は家族になろうと思った相手からなのだからなおさらだ。

俺は疑問に思う。なぜ妻は俺と結婚を続けているのか。

俺は妻から、俺の幸せとは何かについて聞かれたことはない。だから、結婚を続けるのが俺の幸せのためでないことは明らかだ。

だとすれば、その理由は「子供がいるから仕方なく」「金づるだから」「宗教に引き込むため」とか言ったことだと推測される。

それならそれで構わないのだが、そのくせ口では「家庭円満でいたい」と言うのだから腹が立つ。いい人ぶっているが、口で言っていることとやっていることは反対だ。

家庭円満でいたいと言いながら、自分の都合で宗教行事は俺に押し付け、俺が心から望んでいる夫婦カウンセリングは断りもなくキャンセルする。妻の言う円満とは妻にとって都合がよいという意味でしかない。

この状況に甘んじていること自体が精神の健康上よくない。

はっきり言って、人に宗教を押し付けることは精神的なレイプで虐待だ。江戸時代のキリシタンの踏み絵のようなものだ。

だが妻にはそれが分からない。人の心の神聖なものを踏みにじって恥じるところがない。そしてあまりにも簡単に人を裏切る。妻は頭のネジがどこか飛んでいる。

もはや妻への信頼度はゼロだ。俺が妻を殺すか、俺が妻から食い物にされるかのどちらかだ。危険な精神状態。

妻のために何かしてやる気にはならないし、一緒にいたいとも思わない。はっきり言えば、妻はのたうち回って苦しんで死ねばいいと思うし、周りを巻き込むなと言いたい。

俺は俺で自分の精神を立て直さなければならない。目指す理想の家庭を人生で永久に失ったことを受け入れ喪に服さなければならない。

パートナーと率直に気持ちを分かち合いながら作り上げていく人の心の孤独が癒される家庭が理想だったが、それも今世では望むべくもない。

自分の子供を持つことを望みながら不妊治療する人が、いよいよ子供を諦める時と同じようなものだ。

人生で叶わなかった自分の夢にさよならする時が来た。

今は何もする気が起きない。

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