これは一年以上前に夫婦カウンセリングに妻と一緒に行った時のお話。やり取りの全てを覚えているわけではないし、文章力のなさもあってわかりにくいかもしれないが、雰囲気がわかると参考になることもあるかもしれないので書いてみる。
カウンセリングにもいろいろな手法があるし、カウンセラーにも相性があるので、行ってよかったと思うかどうかは人によるかもしれない。でも、「何かを学ぼう」と思って行けば何かしら新しい気付きはあるものだ。
さっそく当日の様子だが、まずカウンセラーが双方から経緯を聴取。
その後カウンセラーがずばり質問。
カウンセラー:
「今回ひとことで言うとどうなってほしいですか?」
「ひとことで言うとどういう状態になれば満足ですか?」
ひとことで言うのは難しい。妻に行動を改めてほしい。妻に考え方を改めてほしい。それができないなら妻に死んでほしい。とかそういうことか。つまり妻のやり方とは俺は相容れない。
でもたぶんカウンセラーが言いたいことはそういうことじゃない。
カウンセラーが言い直す。
カウンセラー:
「相手を変えること以外で、どうなれば満足ですか?」
相手を変えること以外で?
そういうことなら、俺自身が、妻のクソみたいなやり方や、それによって子供が泣いたり怒ったりすることを気にせずに、心穏やかに暮らせるようになれれば満足だ。
だがそんなことは不可能だ。
少なくとも一緒に暮らしている限り。
カウンセラーは続ける。
カウンセラー:
「奥さんを批判したいですか?」
批判したいです。妻の行動によってこちらは被害を被ってるし、何度言っても改善がなされない。くだらない自己弁護ばかりで話も通じない。
カウンセラーは言う。
カウンセラー:
「お二人はひとつの正解を求めて議論しているようです」
なに言ってんだコイツ?
俺は俺にとっての譲れない一線を相手が侵食してるから戦っているだけだ。
カウンセラー:
「奥さんは二人の間に問題ないと言っているが旦那さんは問題あると言っている」
「それについて奥さんはどう思いますか?」
「旦那さんが問題を感じなくなればよいということですか?」
もっと言ってやれ。妻はよく問題がないふりをする。問題がないことにしても解決はしないのだ。
カウンセラー:
「これまで相手を説得するか自分が我慢するかでやってきたと思うが、今までと同じだとうまくいかない」
いや、我慢はしてないよ。ただ、文句を言っても無視されてきた。それがむかつく。
カウンセラー:
「旦那さんは受け入れてもらえてない、居場所がないと言っている」
「奥さんは大事にされてない感じがすると言っている」
「でも奥さんは受け入れているつもりで、旦那さんは大事にしているつもり」
「そうなってしまうのは残念なこと」
そこでは”大事にしてるつもり”と言ったが、正直なところ妻のクソみたいなやり方は大事にしてないな。あと、人の話を聞かないところとか、人にあれこれ指図するところとか、人を都合よく動かそうとするところとか、そういうところは大事にしてない。
カウンセラー:
「旦那さんが受け入れられている、奥さんが大事にしていると思えれば、違いがあってもやっていける」
俺が”受け入れられてる”と感じるには、妻がこちらの話を真摯に受け止めて行動を改善することが必要だよ。俺の話を聞かない、俺の希望を受け入れない・反映しない、行動が変わらない、それでは受け入れられてるとは言えない。
基本的に妻は、自分の思い通りでなければ気に食わない性格なのだ。だから人にあれこれ指図する。加えて、他人を自分に都合よく操作しようとする、利用しようとする。
でも俺は操作されたり指図さるのは嫌いだ。そして、子供たちに対しても操作や指図をしてもらいたくない。子供たちはのびのび育てたい。
だからね、俺が心安らかに生きていくためには、妻がやり方を改めるか、俺が子供たちのことも諦めて出ていくかしかない。
そういうことなんだよ。
今回のカウンセリングは、そういうことをつらつらと考える機会にはなった。
そして当然のことながら、一回のカウンセリングで何かが劇的によくなるようなこともない。
俺のこのカウンセリングの感想は、”妻の頭の硬さ、自己中心さが明らかにされた”というもので、多少すっきりするものではあった。
妻の側の感想は、「責められてるみたいでいやだ」というものだった。
まあそんな感じではあったね。
そして予想通りではあったが、妻は「続けたくない」と言った。
ここでも、妻の「問題がないふり」「先送り」「見ないふり」という性質が発揮されている。
ただ俺は、それでもいろいろやってみることは悪くないと思っている。
やるだけやってダメならあきらめもつきやすいから。
なぜなら、俺の中では方向性ははっきりしていて、「妻が行動を改めるか」「俺が出ていくか」ということ。
諦めて出ていく前にできることはやっておくのが自分のためだから。
結局ここのカウンセリングは一回だけで、その後は継続しなかった。
まあ妻もやる気ないようだし、場所も遠いし費用も高いしね。
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