ハナはぬいぐるみを使った人形遊びが大好きである。
そこでハナとの話し合いにはぬいぐるみを活用することにしている。
これはハナから気持ちを聞き出すのに有効である。
また、妻とハナが直接対話をするとお互いとても険悪な雰囲気になるため、それを防止するのにも役立っている。
やり方は、各人が一個ずつぬいぐるみを持って、そのぬいぐるみが発言しているとして会話するものである。
今日の議題はゲーム機の使い方について。
家では平日はゲームをしない代わりに土日は好きなだけゲームをしてよいことにしている。
だが妻は、30分ゲームしたら目の休養のため休み時間を入れてほしいらしい。
そこでぬいぐるみを使って話し合うことに。
妻はパンダ、ハナはキリン、俺はイヌ、そして直接は関係ないがタロもおさかなのぬいぐるみで参加である。
俺「じゃあパンダくんどうぞ」
タロ「まずタロから!まずタロから!」
妻「なんですか、おさかなくん」
タロ「えっとぉー、おさかなくんはー、今日はゲームしないの」
俺「そうなのー。ゲームしたいの?」
タロ「ううん、ゲームつまんなくなってきたー」
俺「そうなんだー。じゃあなにが好きなの?」
タロ「お人形あそびとかー、トランプとかー」
俺「そうなんだー。またしようねー。ハイ、じゃあパンダくんどうぞ」
妻「パンダくんはー、キリンさんがー、ずーっとゲームするのいやなの」「やることやってからにしてほしいの」
俺「やることって?」
妻「宿題とかー、ごはんとか」
俺「土日はゲームしていいんじゃないの?」
妻「やってもいいけどー、休憩いれてほしいー」
俺「キリンさんはどう思いますか?」
ハナ「えっとー、キリンさんはー、このステージが終わるまでやりたいです」
妻「パンダくんはー、30分やったら一度やめてほしいです」
ハナ「画面とじればそこで止まるよ」
妻「じゃあそうしてほしいです」
俺「ハイハイ(イヌくん挙手)」
妻「はい、イヌくん」
俺「パンダくんには、いきなりキリンさんにやめろって言うんじゃなくて、時間がわかるようにやさしく声掛けしてほしいです」「あと、始める前に時間決めてタイマーとかしたらどうでしょうか」
妻「いいと思いまーす」
俺「キリンさんはどう思いますか?」
ハナ「ボクはー、パンダくんが、すぐやめろっていうのがイヤです」「ちょうどいいところまででやめたいです」
妻「ハイ(パンダ挙手)」
俺「はい、パンダくん」
妻「じゃあ、30分後に声かけてからキリのいいところまでで終わりにするのはどうですか」
ハナ「いいとおもいます」
と言った感じで、険悪な雰囲気にならずに話し合いを行うことができた。
人形遊びが好きなハナはもちろんだが、妻もこのほうが自分が責められてる感じが減るのでやりやすいらしい。
すばらしい。
またこれでやろう。
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