子供たちは妻を乗り越えられることを信じて妻に共感を与えていく

子供が走行中の車から飛び降りようとしたことが俺の恐怖になっている。

妻が子供たちにガミガミ言うたびにその恐怖がよみがえる。

しかしそれを妻に言っても妻は何も感じない。

そのことに愕然とするが、それはそれとして受け止める。

簡単に言っているがこれはかなりしんどいことである。

相手の中に一生埋まることのない異質さを見る。その絶望感。

まあそれはそれとして、じゃあどうするかということで、やり方を変える。

子供たちは妻を乗り越えられることを信じて、妻に共感を与えていくことに。

言ってみれば妻は若年性痴呆で認知症になったようなものだ。

今後改善することはない。

なので悪化させないことを考える。

それには共感を与えていく。

妻がワーワー言っていれば「どうしたのですか?」「大丈夫ですか?」「あなたはどうしたいのですか?」「あなたは○○を大切にしたいのですね」「それが満たされなくてつらいのですね」「困っていることはありますか?」「あなたの○○によってとても助かっています」「ありがとうございます」と対応していく。

「今日は気分がいいんですか?」「よかったですね」「○○さんは何が好きなんですか?」「そうなんですね」「この料理の隠し味が秀逸ですね」「洗濯物をパリっとさせる工夫があるんですね」「子供たちの靴を毎週洗うのが大変なんですね」と接していく。

かといって妻から同じ対応が帰ってくることはない。

「あれしろこれしろ早くしろ」「あれが悪いこれがダメそれが気に入らない」と言われるだけである。

痴呆老人の介護のようだ。

先は長いなぁ。

俺自身が倒れないように支える工夫が必要だな。

うーん・・・。

いやあ、無理無理。

できる範囲でやればいい。

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