チック症について学んでいて、ようやく妻の病気の正体が分かった気がする。
チック症は遺伝的要因が強いが、女児より男児の方が発症率が高い。
しかし、チック症の遺伝子を持つ女性は完璧主義で口うるさい母親になる傾向があるそうだ。
だがその正体は要するに「人のことをあーだこーだ言うことを自分で止められない病気」と考えることができる。
それはチック症の「動作や音声を止められない」という症状と合致する。
だからチックの治療では、その動作や発声をしたいという衝動を自分で認識して別の方法を取るやり方を学ぶ。
いわゆる認知行動療法だ。
「人のことをあーだこーだ言うことを自分で止められない病気」の人も、同じ療法を受けた方がよいだろう。
多くのチック症の人は特別な治療は必要なく、成長すれば症状はおさまるという。
しかし何もしなくてよいのは周りの損害がないからだ。
「あーだこーだを止められない人」は周囲に損害を与える。
妻は子供に「起きなさい」「着替えなさい」「ご飯食べなさい」「片づけしなさい」「髪とかしなさい」「学校の準備しなさい」「靴下履きなさい」「靴履きなさい」「帽子かぶりなさい」「学校行きなさい」「帰ったら手を洗いなさい」「帽子を掛けなさい」「外に遊びに行きなさい」「宿題やりなさい」「お風呂入りなさい」「歯磨きしなさい」「トイレ行きなさい」「寝なさい」と言う。
上の子の前では「パパみたいな人と結婚しないように」と言う。
下の子には「パパは子供だ」と言う。
夫には「あなたはアスペルガーだから専門家に見てもらって」と言う。
その他にも、「あなたは狭い世界で生きている」「私は命がけで子供産んだけどあなたは何もしてない」「あなたの貯金を使えば家買えるでしょ」「あたしの貯金が減るのほんとイヤ」「浮気してみてよ」など、楽しい台詞のオンパレードである。
自分の頭の中にあるゴミみたいなものを口に出すのを止められないようである。
吐き出したいという衝動を感じると、もう止められないのだろう。
まさにチック症。
「自分の頭の中にあるゴミみたいな台詞を吐き出すことを自分で止められない病気」と言える。
それは遺伝性で、家系の中でそのゴミみたいなものが代々受け継がれて来たということだろう。
母親はそのゴミみたいなものを子供に吐き出し、成長した子供がまた周囲や子供にそのゴミみたいなものを吐き出す。
ゴミを浴びせられて育った子供は愛着障害になる。
頭の中はゴミだらけのため、子供の話を聞くこともできない。
愛着障害家系のできあがりである。
何度も家庭崩壊するのも無理からぬことだ。
それを止めるためには、認知行動療法でゴミを吐かない練習をするのと、その他の心理療法を実施してゴミのようなものの見方を変えて、頭にゴミをためないようにすることである。
それができるようになるまでは、カウンセラーやグループワークでゴミを聞いてもらい、家族に迷惑掛けないようにしてもらいたい。
自分の病識を持つことだ。
でもなぜ、そんなゴミのようなものの見方しかできないのに結婚したいのだろうか。
まったく謎だ。
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