子供たちと心の修行~北欧子育て7つの鉄則

継子は日本の学校教育にはなじめない感じの性格である。

何かをやらされるのは嫌がるし、気に入らない教師には反抗する。

平均的な行動に沿わない者を排除するクラス集団にも溶け込めない。

むしろ個別指導の塾の方が向いている。

そんな継子でも心を強くして楽しく生きてってもらいたい。

そういうわけで、自己肯定感を重視する北欧子育てを一緒に学ぶ。

先進国の子供幸福度ランキングによると、日本の子供の精神的幸福度は低い。

子供の生活満足度や自殺率のスコアが悪いようだ。

自分の人生に満足できない、つらい、死ぬ、という子供が多いということだ。

それはそうだ。日本では幸せについて真面目に考えない。

せいぜい不満だからと文句を言って終わりである。

精神的幸福など得られるわけもない。

それで何とかやっていけるならいいが、たぶん継子はそうではない。

なので別のやり方を学ぶ。

では早速いってみよう。

1.見た目を褒めない

俺:「人の外見についてあれこれ言わないんだって」

継子:「ふーん」

俺:「外見より中身が大事らしいよ。人の評価を気にして自分のことが分からなくなるからだって。だから『可愛い』も言わないんだって」

継子:「母ちゃんは言ってるじゃん」

俺:「そうだね。でもそれは人の評価だから。可愛くなければいけないわけじゃないんだって」

継子:「ふーん」

俺:「『○○が好きなの?』って聞くのはいいらしい。その人自身の好みを聞いてるから」

継子:「太るのが好きなの?」

俺:「違うわ!」

2.○○らしさを求めない

俺:「女だからおしとやかに、男だから泣くな、とか言わないんだって」

継子:「母ちゃんは言うじゃん」

俺:「そうだね。そう言われたら、『あなたは何を大切にしたいんですか?』と聞いてあげて」

継子:「まずかあちゃんに聞いてほしい」

3.子ども同士を比較しない

俺:「それぞれの子のいい所を見つけて伸ばせばいいんだって」

継子:「クラスにはむかつく子もいるよ」

俺:「その子にも何かいいところがあるんだよ、きっと」

4.5対1の原則

俺:「ポジティブな指摘を5個言うのに対してネガティブな指摘を1個言っていいんだって」

継子:「母ちゃんはできてないよ」

俺:「まあ、修業中だから・・・」

5.笑わない、バカにしない

俺:「子供のやってしまった間違いを笑わないんだって」

継子:「母ちゃんは笑うよ。あたしは笑い飛ばしてほしいかな」

俺:「そうなんだ。俺はやだな。こっちは真面目にやってるのに」

継子:「ふーん」

6.結果を褒めない

俺:「『上手だね』とか『足が速いね』とか『頭いいね』とか褒めないんだって」

継子:「どういうこと?」

俺:「『走るの好きなんだね』とか『勉強好きなんだね』とか言うんだって。あとは絵とか褒めるのも『カラフルだね』とか褒めるんだって」

継子:「ふーん。父ちゃんはピザが好きなんだね」

俺:「そうだけど、それって褒めてんの?」

7.条件抜きでその子が大好きだと伝える

俺:「俺と遊んでくれてありがとう。元気でいてくれてありがとう」

継子:「ふふん。父ちゃんはもっと風呂入って」

と言うわけで、継子と北欧子育てについて学んだ。

その後継子は「○○が好きなんだね、って褒めるんだよ」とか実子に言ってたので、少しは心に残ったようだ。

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