愛着障害は愛情不足ではない

愛着障害は愛情不足で起こると言われていることがあるが、それは違う。

どの文献を見てもそんなことは書いてない。

そうではなく、愛着障害とは「安心不足」である。

安心とは、心が安らかであることだ。

そして妻は心が安らかであることがない。

だから子供たちに安心を与えることもできない。

愛着の問題を解決するためには、心が安らかであることに真面目に取り組む必要がある。

では赤ん坊が心が安らかなのはどんな時か、それは不快感情が処理されて解消された時である。

寒い暑い痛い眠い空腹その他不快感情を感じた時、赤ん坊は泣くことしかできない。

その不快感情が誰かのお世話によって解消された時、赤ん坊は安心を得る。

だから安心とは、「ここでは不快感情は安全に解消される」という信頼である、ということになる。

妻にはそれがない。

妻は不快感情に飲み込まれる。

解消されない。

蓄積されて爆発する。

誰も妻の折り重なった大量の不快感情を処理したくない。

それは危険な作業だ。

そして妻には、自分でそれをする能力もない。

だから愛着とは愛情の問題ではなく、不快感情の安全な処理の問題である。

妻は自分の不快感情を処理できない。

だから、子供が小さいうちはまだよいが、成長して複雑化した子供の感情にも対処できないのである。

つまり妻は子供たちに安心を提供できない。

従って、愛着障害を起こさないようにするためには、養育者側が自分自身の不快感情の処理に上達しておくことと、被養育者(子供)の不快感情の解消に上達することである。

子供と一緒に不快感情の処理方法について勉強することも有効だろう。

解消しなければ不快感情はためこまれる。

たまればたまるほど、こじれていく。

そういうことだ。

あなたの人生に安らかな心はあるか?

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