別にステップファミリーに限らない。
破綻するのは「自分の欲と現実が合致しないから」である。
配偶者にこうあってほしい、子供にこうあってほしい、自分はこうありたい、生活はこうしたい、そういう欲と現実の生活は一致しない。
なら別々に暮らした方がいいかとなる。
別々に暮らさないのであれば、自分の欲を抑えて現実に適応するなり、長期的な計画で少しずつ欲を満たしていくことが必要になる。
しかし、離婚から学んでいなければそんな頭があるはずもない。
つまり、破綻する理由1:離婚経験者は元々現実への適応能力が低い、となる。
そして、そんな相手と結婚するしかできない人も同類である。
また、家族の人数が増えるほど欲の種類も増え、満たされない度合いも増える。
子供がいる分だけ、全員の欲を満たす家庭運営は難しくなる。
すなわち、破綻する理由2:人数が増えた分だけ全員の欲を満たすのが難しい、となる。
さて、これでステップファミリーが破綻する理由が分かったが、ではどうするか。
破綻を避けるには、上にも書いたが、「自分の欲を抑えて現実に適応する」「長期的な計画で少しずつ欲を満たしていく」ということが必要になる。
それができない人たちが破綻する。
それだけである。
しかし、それができそうにない人たちが集まって一緒に暮らしているので、破綻確率が高いのである。
そして決定的なのは、「そうであるにも関わらず人を頼れない」という特性である。
つまりは、人間不信である。
人間不信同士が集まって暮らしている。
そして、人間不信であるからこそ、人を見る目がない。
それは言い換えれば、自分のみじめさに直面することに耐えられないということである。
自分のみじめさに直面することに耐えられない。
だからキレる。だから軌道修正できない。だから破綻する。
そしてなにより、人のみじめさに支援の手を差し伸べられる人は少ない。
従って、破綻する理由3:当事者も含めて世の中、人のマウントを取りたい猿ばかりだから、となる。
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